こんにちは!ほどく行政書士事務所・行政書士の村下です。「設備の改修に補助金は使えないの?」―この質問を経営者の方からよくいただきます。例えば「看板がサビてきたから塗り替えたい」「冷蔵庫が壊れそうなので入れ替えたい」といった内容です。このような「設備の改修・更新に補助金を使えるのか?」を今回は解説します。改修・更新に補助金は使える?まず結論から言うと、改修に使える補助金は非常に限られています。原則として、補助金の対象は「より良く」する事業です。国として達成したい政策目標の実現のための手段だからです。 そのため、経年による改修や修繕は、その費用も織り込んで経営するべきというのが基本的な考え方です。関連記事:国はなぜお金をだすのか?:知っておきたい補助金の存在理由 設備更新に補助金を使う裏ワザ(?)単なる設備の修繕ではなく、より良い状態や機能を実現するための改修であれば補助金の対象となる可能性があります。例えば、「食堂の看板がさびたから塗り替えたい」という場合、活用できる補助金はほぼないと思います。しかし、「食堂で新しく宅配弁当サービスもはじめて、その宣伝のために看板をリニューアルする」といった内容であれば、補助金の対象になる可能性が出てきます。 もちろん、補助金を取るために事業内容を変えるのでは、本末転倒です。しかし、補助金申請をご自身の事業を「より良く」するきっかけにすることは有意義だと思います。令和6年度は狙い目! そうはいっても、「コロナ禍で修繕計画も狂ってしまった…。」という方も少なくないと思います。そんな事業者にとって、令和6年度は、設備更新に補助金を使うチャンスだと思います。それは国にとって「省エネ化・省力化」が重要テーマとなっており、そのための補助金が予定されているからです。長期的な目線で見れば経営の効率化のために省エネ化は必須だと思います。更新・効率化が必要な設備等の洗い出しをしておくことをお勧めします。【関連記事【公募予定】ホテルの省エネ化に!「宿泊施設サスティナビリティ強化支援事業/観光庁」【公募予定】中小・小規模企業省エネルギー環境整備緊急対策事業/北海道まとめ 当事務所で出来るサポート当事務所では、お客様の困りごとに合わせて、活用できる補助金のご提案もいたします。具体的に「この補助金を申請したい!」というお問い合わせではなく、「冷蔵庫が壊れそうなのだけど、使える補助はないだろうか?」といったお問い合わせも受け付けております。初回のご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。