こんにちは!ほどく行政書士事務所の村下です。以前、補助金を獲得するために、日頃から出来る準備として、「地域社会の課題の把握」が重要という記事を執筆しました。参考記事:国はなぜお金をだすのか?:知っておきたい補助金の存在理由今回は、地域社会の現状を把握するため有用なツールをご紹介します。RESAS(地域経済分析)/内閣府RESASは、地域経済のデータを提供するためのプラットフォームで、地域における産業構造や人の流れ、経済循環などをマップ上で視覚的に確認することができます。また市区町村別の分析は、テーマごとに集約したExcel表を出力できるRESASサマリーサイトが便利です。統計ダッシュボード/総務省統計ダッシュボードは、市町村別の統計データをグラフで出力することができます。時系列による変化や、地域別のデータ比較なども行うことができます。収集可能なデータ森林面積、人口、出生・死亡数、世帯数、一般世帯数、人口ピラミッド、農業産出額、耕地面積、事業所数、従業者数、住宅着工、住宅数、テレビ放送受信契約数、学校数、生徒数、未就学児施設、ごみ総排出量、医療施設数、医療従事者数わがマチ・わがムラ/農林水産省農林センサスや水産関係の統計、他省庁の統計データを基にした農林漁業の基本データを市町村別に出力することが可能です。収集可能なデータ農林水産業の基本指標(面積、世帯数、地域)、農業部門別の産出額・農業経営体数、販売目的の農畜産物の作付け・飼養状況、農産物の生産、魚種別漁獲量未来カルテ/千葉大学大学院社会科学研究院倉阪研究室社人研の人口予測や国勢調査をもとにした2050年までの人口や産業、福祉などの推計を市町村別に出力することができます。無料で使用することができますが、開発のための小口寄付をダウンロード時に行うことができます。収集可能なデータ人口、産業構造、主要産業、保育・教育、医療・介護、公有財産・道路、住宅・住宅供給可能性、エネルギー、農地・農林業、財政住民基本台帳人口・世帯数/北海道北海道庁では、住民基本台帳をもとにした市区町村別の人口データを掲載しています。年次と月次で集計されているデータがあります。収集可能なデータ年次集計市区町村別の住民・世帯数数、外国人数、5歳階級別人口月報転入出者数、出生死亡数、帰化数市区町村別人口、外国人数”感覚”から”データ”へ。補助金申請書はもちろん、融資のための計画書作成などにおいても、自身が取り組む事業の市場規模や、課題の実態を把握することは重要です。感覚でつかんでいることを裏付けるデータを把握することで、説得力ある計画を作成することができます。各種ツールを上手に活用しましょう!